2025年11月30日（日）、みずほPayPayドーム福岡で開催されたB’zの全国ドームツアー「LIVE-GYM 2025 -FYOP-」福岡2日目公演において、ライブ序盤に2度の中断があり、会場に緊張が走りました。
結果として公演は無事に全曲完走し、稲葉浩志さんのユーモアあふれるMCがファンの心を掴み、SNS上では「神対応」「さすがプロ」と称賛の声が相次いでいます。
この記事では、当日何が起きたのか、中断の詳細、稲葉さんのMC内容、そしてファンの反応まで詳しくお伝えします。
中断は2回発生｜それぞれ異なる状況だった
福岡PayPayドーム2日目公演では、ライブ序盤に2度の中断がありました。
1回目の中断：3曲目終了後
最初の中断は3曲目「声明」終了後に発生しました。この時の状況は以下の通りです。
稲葉さんだけがステージを離れ、松本孝弘さんはステージ上にそのまま残っていました。公式のアナウンスは特になく、会場のファンは「どうしたの？」と戸惑いながらも、比較的穏やかな雰囲気だったようです。
約10分程度の中断の後、稲葉さんがステージに戻り、ライブは再開されました。
2回目の中断：5曲目終了後
2回目の中断は5曲目「DIVE」終了後に発生。こちらは1回目とは明らかに異なる緊張感がありました。
今度はメンバー全員がステージを後にし、「ただいま公演を一時中断します」という公式アナウンスが場内に流れました。会場は一気にざわつき、ファンの間には不安が広がりました。
2018年に同じPayPayドーム（当時はヤフオクドーム）で開催された「HINOTORI」ツアーでも稲葉さんの声の不調による中断があったことから、「また同じことが起きたのでは」と心配するファンも多かったようです。
中断の原因は何だったのか？
気になる中断の原因ですが、公式からの正式な発表はありませんでした。会場でも「機材トラブルにより中断」といったアナウンスは流れていません。
ただし、再開後の稲葉さんのMCから推測すると、稲葉さん自身に何らかの問題があったことが示唆されています。
SNS上ではファンの間で様々な憶測が飛び交いました。主な説としては以下のようなものがあります。
まず「イヤモニ（イヤーモニター）のトラブル説」です。歌手がステージ上で自分の声や演奏を確認するためのイヤモニに不具合が生じたのではないかという見方です。
次に「体調不良説」。稀にライブ中に体調を崩すことがあるため、一時的に休憩が必要だったのではないかという推測です。実際、アリーナ席から見ていたファンの中には「序盤から少しキツそうな表情をしていた」という証言もありました。
いずれにしても、正確な原因は明かされておらず、稲葉さん本人が「心配しないでください」と語っていることから、深刻な事態ではなかったと考えられます。
稲葉浩志の「神対応」MCが話題に
中断明けに稲葉さんがステージに戻った際のMCが、ファンの間で大きな話題となっています。
稲葉さんは会場に向かって、「私のことは心配しないでください。大丈夫です」と力強く宣言。ファンを安心させました。
さらに、「松本さんが（ツアーに）間に合わせてくれたのに、僕がこんなことになってしまってごめんなさい」と謝罪の言葉も。これは、松本孝弘さんが2024年に頚椎の手術を受け、リハビリを経てツアーに間に合わせたことを指しています。
そして極めつけは、「この中断のことは、友達に面白おかしく伝えてください（笑）」というユーモアあふれる一言。
このMCにより、会場の緊張した空気は一気に和らぎ、笑いと拍手が起こりました。
普通であれば「ご心配をおかけして申し訳ございません」と謝罪するところを、「面白おかしく伝えて」というポジティブな言葉に変えてしまう発想の転換が、まさに稲葉さんらしいと絶賛されています。
中断を乗り越えて全曲完走！セットリストは？
2度の中断がありながらも、B’zは当日予定していた全曲を演奏し、公演を無事に完走しました。
当日のセットリストは以下の通りです。
【本編】
- FMP
- 兵、走る
- 声明
- MY LONELY TOWN
- DIVE
- 恐るるなかれ灰は灰に
- INTO THE BLUE
- The RD Eye
- Homebound
- キレイな愛じゃなくても
- #1090（TAK MATSUMOTOソロ）
- LOVE PHANTOM
- ultra soul
- 鞭
- Still Alive
- ギリギリchop
- Brotherhood
【アンコール】
- いつかのメリークリスマス
- イルミネーション
- イチブトゼンブ
中断があったにもかかわらず、MCや演奏のボリュームは前日の福岡1日目や名古屋公演と変わらなかったとのことで、プロフェッショナルとしての意地を見せました。
特に再開後の稲葉さんは「むしろパワーアップしていた」「声がすごく綺麗で伸びやかだった」という感想が多く、ファンを驚かせています。
ファンの反応｜SNSでは感動と称賛の声
今回の中断と完走劇について、SNSでは様々な反応が寄せられました。
多くのファンが「中断した時は心臓が止まりそうだった」「2018年のHINOTORIを思い出して震えた」と当時の緊張感を振り返っています。
一方で、「再開後の稲葉さんのパフォーマンスが凄すぎて中断のことを忘れた」「むしろいい思い出になった」「このハプニングも含めて最高のライブだった」という声も多数あがっています。
稲葉さんのMCについては、「神対応すぎる」「さすが35年以上のキャリア」「プロの余裕を見た」「この一言で30年ファンやってきてよかったと思った」と絶賛の嵐でした。
また、「中断中に隣の人と話して仲良くなった。B’zが繋ぐ絆を感じた」というエピソードを投稿するファンも。ハプニングが新たな出会いを生んだという心温まる報告もありました。
PayPayドームはB’zの「鬼門」？過去の中断事例
今回の中断を受けて、「PayPayドームはB’zにとって鬼門なのでは？」という声もあがっています。
実際、2018年の「LIVE-GYM 2018 -HINOTORI-」福岡公演でも、稲葉さんの声のコンディション不良により公演が中断されています。この時は声が出にくくなり、一時ステージを中断して休憩を取るという事態になりました。
ただし、今回は2018年の時とは異なり、稲葉さんの声は好調で、シャウトも力強く決まっていたとのこと。声の問題ではなかった可能性が高いと見られています。
いずれにしても、2度のハプニングを乗り越えて完走したことで、ファンの間では「逆に忘れられないライブになった」「ピンチをチャンスに変えるB’zは最高」という前向きな意見が多数を占めています。
次は東京ドーム公演｜ツアーは続く
「LIVE-GYM 2025 -FYOP-」ツアーは、福岡公演の後も続きます。
今後の日程は以下の通りです。
- 東京ドーム：2025年12月6日（土）・7日（日）
- 京セラドーム大阪：2025年12月20日（土）・21日（日）
福岡での出来事を乗り越え、さらにパワーアップしたB’zのパフォーマンスが期待されます。
これから参戦されるファンの皆さんは、どんなことがあっても最後まで楽しむ気持ちで、B’zの圧巻のステージを堪能してください。
まとめ
2025年11月30日のB’z福岡PayPayドーム公演では、3曲目と5曲目の後に計2回の中断がありました。
正確な原因は公式発表されていませんが、稲葉さんのMCから推測すると、稲葉さん側に何らかの問題があったと考えられます。
しかし、「私のことは心配しないでください」「友達に面白おかしく伝えてください」という稲葉さんの神対応MCにより、会場の空気は一変。その後は全曲を力強く歌い上げ、無事に公演を完走しました。
ハプニングをも感動に変えてしまうB’zのプロフェッショナリズムに、改めて多くのファンが心を打たれた一夜となりました。
今後の東京ドーム、京セラドーム大阪公演も、どんな素晴らしいステージになるのか楽しみですね。
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