2025年版 K-POPガールズグループ日本人気ランキング徹底解説

はじめに

2025年、K-POPガールズグループシーンは第4世代から第5世代への世代交代が進み、日本市場でも激しい人気競争が繰り広げられています。今回は、各種調査データをもとに、aespa、IVE、LE SSERAFIM、NewJeans、BABYMONSTER、ILLITの6グループについて、日本での人気度を徹底分析します。

日本での人気順位

最新の調査データと各種ランキングを総合的に分析した結果、2025年における日本での人気順は以下の通りとなります。

1位:LE SSERAFIM(ルセラフィム)

LE SSERAFIMは、2025年の各種ランキングで圧倒的な強さを見せています。2025年上半期の人気K-POPグループランキングでは第2位(98票)、また複数のアンケート調査で「2025年に活躍すると思うグループ」の第1位に輝きました。

日本人メンバー2人(宮脇咲良、中村一葉)を擁することが、日本での人気の大きな要因となっています。元HKT48とIZ*ONEのメンバーだった宮脇咲良の存在は、K-POPファンだけでなく、日本のアイドルファンからも注目を集めています。

HYBEレーベルからデビューしたBTSの妹分という立ち位置も、注目度を高める要因です。デビュー曲「FEARLESS」や「ANTIFRAGILE」は日本でも大ヒットし、MVの再生回数は2億回を突破。2025年4月からはグループ初のワールドツアーもスタートし、その勢いは止まりません。

2位:NewJeans(ニュージーンズ)

NewJeansは、2022年のデビュー以来、その独特な音楽性と世界観で日本の若者層を中心に絶大な人気を獲得しています。2025年に活躍すると思うK-POP女性アイドルグループランキングでは第2位にランクイン。

Y2Kジャンルとレトロポップを融合させた楽曲は、日本でも高い評価を受けています。特にデビュー曲「Attention」や大ヒット曲「Ditto」は、その中毒性の高いメロディで幅広い世代に愛されました。

日本では特にハニとミンジの人気が高く、ハニは広瀬すずや石原さとみに似ていると言われる親しみやすいビジュアルが、ミンジは整った韓国美人顔が支持を集めています。2024年には東京ドームでファンミーティングを開催し、日本市場での存在感を強めています。

3位:BABYMONSTER(ベイビーモンスター)

BABYMONSTERは、2024年4月のデビュー以来、急速に日本での人気を拡大しています。2025年上半期の人気ランキングでは第3位(96票)を獲得。YGエンターテインメントがBLACKPINK以来約7年ぶりに送り出したガールズグループとして、大きな期待を集めています。

日本人メンバー2人(ルカ、アサ)の存在が、日本での人気を後押ししています。特にルカは、2025年5月のK-POP日本人女性メンバー人気投票で第1位(27.85%、361票)を獲得するなど、圧倒的な支持を集めています。

2024年11月リリースの楽曲「DRIP」は中毒性の高いメロディとレベルの高いラップパフォーマンスで爆発的なヒットを記録。2025年にはMVの再生回数が3億回を達成し、その人気は衰え知らずです。女性ファンの割合が高いことも特徴で、同性支持率ランキングでは上位にランクインしています。

4位:IVE(アイヴ)

IVEは、元IZ*ONEメンバーのウォニョンとユジンを中心とした6人組グループで、日本でも安定した人気を維持しています。グローバルガールクラッシュの代表として、2025年も多方面で活躍中です。

日本人メンバーのレイの存在も人気の要因の一つです。ウォニョンは日本でも「なりたい顔」として憧れの的となっており、ファッション誌やCMでも活躍しています。

ただし、グループ内ではウォニョンとユジンへの露出が集中する傾向があり、他のメンバーとの人気格差が指摘されることもあります。それでも、「ELEVEN」「Love Dive」などのヒット曲は日本でも高い人気を誇り、各種音楽番組への出演も多数行っています。

5位:aespa(エスパ)

aespaは、2020年のデビュー以来、独特の世界観と「鉄味(スェマッ)」と呼ばれる特徴的な音楽性で、コアなファン層を獲得しています。「Black Mamba」「Next Level」「Supernova」など、強烈なシンセサイザーサウンドとパワフルなラップが特徴です。

日本では、ウィンターの人気が特に高く、クリクリの丸い目と甘めの声が日本人ウケする要素となっています。K-POPにしては珍しく日本人男性ファンが多いことでも知られています。

2024年には日本デビューシングル「Hot Mess」をリリースし、ガンダムや魔法少女など日本のアニメ・特撮要素を取り入れた独自の世界観を展開。仮想現実「KWANGYA」を軸としたSMCUの世界観は、他のグループにはない独特の魅力となっています。

6位:ILLIT(アイリット)

ILLITは、2024年3月にデビューしたばかりの新人グループですが、すでに大きな注目を集めています。サバイバルオーディション番組「R U Next?」を経て結成され、日本人メンバー2人(モカ、イロハ)を含む5人組です。

デビュー曲「Magnetic」は、SNSを中心に大ヒットし、TikTokなどで若い世代を中心に広がりました。デビュー約3週間後には「世界の果てまでイッテQ!」に全員で出演し、日本での認知度を一気に高めました。

2024年末には『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、デビュー年から快進撃を続けています。HYBE傘下のBELIFT LABからデビューし、ENHYPENの妹分として期待されていますが、NewJeansとのコンセプトの類似性が指摘されることもあります。

人気の要因分析

日本人メンバーの存在

LE SSERAFIM、BABYMONSTER、ILLIT、IVEには日本人メンバーが在籍しており、これが日本での人気を大きく後押ししています。日本語でのコミュニケーションが可能であることや、日本の文化を理解していることが、ファンとの距離を縮める要因となっています。

音楽性とコンセプト

各グループは独自の音楽性とコンセプトを持っています。LE SSERAFIMやBABYMONSTERのガールクラッシュ、NewJeansのレトロポップ、aespaのサイバーパンク、ILLITのキュートなコンセプトなど、多様性が日本市場でも受け入れられています。

メディア露出とSNS戦略

日本の音楽番組やバラエティ番組への積極的な出演、SNSでの積極的な情報発信が、ファンとの関係構築に重要な役割を果たしています。特にTikTokやInstagramでの拡散力は、若い世代への訴求力を高めています。

女性ファン層の拡大

近年のK-POPガールズグループの特徴として、同性ファンの増加が挙げられます。BABYMONSTERやLE SSERAFIMは女性ファンの割合が高く、憧れの存在として支持されています。

各グループの特徴と魅力

LE SSERAFIM:BTSの妹分として完成度の高いパフォーマンス

5人のメンバーそれぞれが異なるバックグラウンドを持ち、多様性に富んだグループです。元IZ*ONEメンバーのチェウォンとサクラのアイドル経験、元バレエダンサーのカズハのストイックさ、ユンジンの圧倒的な歌唱力、ウンチェの可愛らしさと実力。メンバー間の仲の良さも人気の要因です。

NewJeans:Y2Kレトロで新しい風を吹き込む

1990年代から2000年代の雰囲気を現代的に解釈した音楽性が特徴。5人のメンバー全員が2004年以降生まれで、フレッシュな魅力があります。ミンジのリーダーシップ、ハニのキュートさ、ダニエルの才能、ヘリンの可愛らしさ、ヘインの成長力。それぞれが個性を発揮しながらグループとしての調和を保っています。

BABYMONSTER:YGの7年ぶりのガールズグループ

韓国人3人、日本人2人、タイ人2人という多国籍構成。アヒョンの圧倒的な歌唱力とカリスマ性、チキータの若さと才能、ルカとアサの日本人としての親しみやすさ。7人全員が高い実力を持つオールラウンダー集団として、YGの伝統を受け継いでいます。

IVE:元IZ*ONEメンバーを中心としたビジュアルグループ

ウォニョンとユジンという2大人気メンバーを擁し、安定した人気を維持。日本人メンバーのレイ、イソの万人受けするビジュアル、リズの歌唱力、ガウルの整った顔立ち。「自信に満ちた女性」というコンセプトで、グローバルな人気を獲得しています。

aespa:独特の世界観とサイバーパンク

仮想と現実を融合させた独自のコンセプト「SMCU」が特徴。カリナの圧倒的なビジュアルとカリスマ、ウィンターの可愛らしさと歌唱力、ジゼルの多言語能力、ニンニンの高音域。「鉄味」と呼ばれる独特な音楽性で、他のグループとは一線を画しています。

ILLIT:第5世代の新星として急成長

デビューから1年未満ながら、すでに大きな注目を集める新人グループ。ユナのリーダーシップ、ミンジュの実力、モカの日本人としての親しみやすさ、ウォニの可愛らしさ、イロハの若さと才能。「SUPER REAL ME」というコンセプトで、若い世代を中心に人気を拡大中です。

2025年の展望

2025年、K-POPガールズグループシーンは引き続き活況を呈すると予想されます。LE SSERAFIMはワールドツアーを展開し、グローバルな存在感をさらに強めるでしょう。NewJeansは独自の音楽性でファン層を拡大し、BABYMONSTERは日本でのプロモーション活動を強化すると見られます。

IVEは安定した人気を維持しながら、メンバー個々のソロ活動も活発化するでしょう。aespaは独自の世界観をさらに発展させ、コアなファン層を深掘りする戦略が予想されます。ILLITはデビュー2年目として、さらなる成長と進化が期待されます。

日本市場において、K-POPガールズグループの人気は今後も高まり続けると考えられます。各グループの個性と実力、そして日本のファンとの絆が、さらに強固なものとなっていくでしょう。

まとめ

2025年の日本におけるK-POPガールズグループ人気ランキングは、以下の順位となりました。

1. LE SSERAFIM – 日本人メンバーとHYBEの強力なバックアップ
2. NewJeans – レトロポップで若者を魅了
3. BABYMONSTER – YGの期待の新人、日本人メンバーの活躍
4. IVE – 元IZ*ONEメンバーを中心とした安定人気
5. aespa – 独特の世界観でコアファンを獲得
6. ILLIT – 第5世代の新星として急成長

各グループはそれぞれ独自の魅力を持ち、日本市場で異なるファン層にアプローチしています。日本人メンバーの存在、音楽性の多様性、積極的なメディア展開が、人気を支える重要な要素となっています。

2025年も、K-POPガールズグループの活躍から目が離せません。各グループの今後の活動に注目し、応援していきましょう。